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「スクワットサーブ」とは、しゃがみ込みサーブのことですが、すべて「みっちゃんパパ」さんからのコメントです。王子サーブもスクワットサーブです。

●スクワットサーブ (みっちゃんパパ)

スクワットサーブとはしゃがみ込みサーブのことです。
最近は、福原選手が使う王子サーブが有名になりましたが、これも、しゃがみ込みサーブの一種で、異質シェーク速攻の選手が、スクワットサーブで強力な右横回転が掛けられ、すばやく攻撃できるようにグリップを工夫して開発されたサーブです。

裏裏シェークの場合は、通常グリップなので反転なしで、強力な回転の右横・左横が、使い分けられます。全日本カブ(小3・4)の1位・2位の選手が、このサーブを駆使して、ラケットを握ってわずか2年あまりでの全国的な活躍です。

●スクワットサーブのきっかけ (みっちゃんパパ)


スクワットサーブを教えるきっかけは、3ヶ月目に、16cm以上トスを上げない違反サーブを直そうと思っていたが、直らず、一向に直そうとしない娘が、「これならどうだ」とふざけてした「ハエたたきサーブ」を見て、「どうせするなら、投げ上げて、しゃがみ込みながら耳の横で切れ。」といったところ10球もしないうちにできてしまったことです。

「これはすごい。」と思って、「小学4年になるまでには、愛ちゃんのサーブができるようになるから」とわけのわからない説得をして、毎日20分〜30分ひたすらサーブの練習をさせました。たいしたアドバイスはしていないと思います。多球練習のカゴからひたすら打たして、いいフォームで打てたときを見極めて、そのフォームを覚えさす地道な作業でした。それと平行して、バックのロングサーブを練習させました。これは、バックハンドを振れるようにするのと、スクワットで足を痛めたらいけないので、合間にということです。1ヶ月後には試合でビシビシ使ってました。

それと、うまい人の技術を見てまねするセンスは、ぴか一ですね。大会にいったごとにサーブが上手くなってました。また、愛ちゃんの王子サーブと試合の動画をDVDにして、車でずっと見せていたら、「王子サーブ」と「バックハンド」がうまくなってました。教える方ができないことを娘ができるようにする教えるわけですから、試行錯誤でいろいろやっていったわけです。

●スクワットサーブの下回転 (みっちゃんパパ)

スクワットサーブの下回転ですが、普通にツッツキで返されては、よろしくありません。(しゃがみ込んでいるので、台上プレーにもっていかれると不利)・・・で、そんなに切れていないナックルに近いハーフロングサーブ(球の後ろを上から下に切るやつ)か、ツッツけないぐらいの斜め切り(球の外斜め下をけづるやつ)が理想です。

球の後ろを切るやり方の方が、回転量がつかみにくい分、効果的だと思っています。・・・で、あまり切れていないサーブでレシーブをバンバン落とすためには、対角で使っている横切れをぶち切れにする必要があります。
サーブの練習にしても、スクワットサーブの下切れ系は、時間を掛ける程のことでは、ないので、それを最大限に生かすぶち切れの横切れ系に時間を割いたらいいと思います。

●しゃがみ込みサーブのねらい (みっちゃんパパ)

しゃがみ込みサーブは、人それぞれ個性のでるサーブなので一概にはいえません。しかし、狙いとしてはエースを取りにいくことは当然として、もう一つのねらいは、相手にフォアクロスにドライブを打たせてカウンタードライブを掛けることにあります。

しゃがみ込みサーブはツッツキがしにくいので、当然、ドライブで返球してきます。それを強力な回転で、フォアにくるように限定させます。サーブした位置から、動かずにカウンタードライブが掛けれるという仕組みです。ただ、スマッシュを打たれると、しゃがんでいるので間に合わなくなります。なんとか、ドライブを打たすようにする為に横下回転とか、回転を工夫します。

試合では、セットの後半に使っています。相手に心理的余裕があるのとないのとでは、大違いですから・・・。

●娘の王子サーブ (みっちゃんパパ)

王子サーブその一(横上回転)
相手にF面を向けて構え、半円を描く、高く上げてぶつける感じで思いっきり振る。
岡崎選手を手本にしました。回転は下に振り下ろしているので横下が掛かっている
かなー?と思っていたんですが、えらい球足が加速するなーと思って考えてみたら
物理的に横上が掛かるんですね。(投げ上げの落下・体の正面・半円の初動は斜め上)
試合で使い始めて、セットポイントでのみ使ってました。

王子サーブその二(横回転)
球のとらえ方は愛ちゃん、でも、振りは松下選手(奥さん)かな?
投げ上げを体の横でとらえているから物理的にスクリュー回転が混じってかなり曲がり
す。相当、横に切れてます。その一の後にだすと大抵はネットに引っ掛けます。
愛ちゃん関係のTV放送をかなり録画してみせたのと、西日本ホープス団体で2番手でダブルスもあったんで、武田選手のダブルスのときの王子サーブを徹底的に見せたのと、西日本ホープスの決勝戦(優勝チーム3人ともサーブは全部しゃがみ込み)をみた影響を受けて突然できるようになりました。

王子サーブその三(ナックル性)
落下する球にあわせて、球の後ろをすーっと下に切り下ろしています。ナックルに近い
下回転、切れるわけがないのです。

●必殺!王子サーブ! (みっちゃんパパ)

切れた王子サーブを出すコツは、ラケットを後ろから前に半円を描くように振ることと、体の横で捉えて、球の横を切ると、よく切れます。曲げるコツは、高く投げ上げ、半円を描く最初の方で、少し持ち上げるような感じから切り下ろすことと、ほんの少し球に沿って、体の外側に切り込むとよく曲がります。バッククロスに出すと、ミドルに返ってくることが多くまります。それを少し回りこんで、ストレートにぶち込むか、バックの表ソフトで、速いツッツキか弾いてクロスに打ちます。

バッククロスは、回転が利用できるので、サイドを切っていくような球筋になるのでかなり効果的です。・・・が、オーソドックスなコースですが、どこからでも、どのコースにも横と横下と若干横上を長短出せるようにします。それによって、微妙にレシーブ方法が変わるので、慣れられないようしてます。

王子サーブは、回転がきついので、ラケット角度を合わされて、ハーフボレーで速いタイミングのレシーブをされると厳しい球が返ってきて、しゃがむので対応が遅れて差し込まれて、厳しい展開になります。その辺が弱点のようです。